結婚式を通して
私達は日々お客様から様々なことを教えていただきます
自身のこと
お互いのこと
ご家族のこと
これまでの人生こと
そしてこれから描く未来のこと
遠くの未来について話すのは
「目標」であり大きな「夢」である方もいらっしゃいます
ただ誰しもが、今の現実にも
ワクワクできる瞬間は求めているものではないでしょうか
今回ご紹介をさせていただく「フォトウェディング」
最初にご来館されたのは新郎新婦様ではなく親御様でした
親御様からの想いはご結婚された新郎新婦様に向けて
フォトウエディングをプレゼントしたいとのお話でした
とても大きなプレゼントであり
「夢」に見られていたそんな時間
家族の大切さを肌で感じ
そして皆様の表情から
改めて結婚式の大切さを感じる瞬間となりました
今から約2ヶ月前
皆様と出会えたあの日
親御様から新郎新婦様への熱い想いをお聞きしました
そしてそんな想いから一緒に迎えたいと強く感じた瞬間
私達自身が結婚式の大切さと、家族の絆を改めて教えていただきました
全員が集まれるのは、ご希望の1ヵ月後のその1日だけ
「その日しか」撮影することも家族が集まることも今後出来ないかもしれない
絶対にその日で撮影がしたい
そのようなお話を聞かせていただき絶対に撮影させていただきたいと感じました
「ワクワク」する想いのまま
親御様と今後のスケジュールについてお話をさせていただき
10時からの撮影でのご案内でご契約いただきました
「これからよろしくお願いします!」
と言葉を交わし、その日はお見送り
・・・1時間後
お父様よりお電話が
「先程の撮影スケジュールではフォトウェディングの開催が難しいかもしれない」
とお言葉が・・・
新郎様の親御様がご遠方にお住まいであった為
沖縄から飛行機で浜松にいらっしゃるので朝10時では親御様に来ていただくことは
どうしてもその時間では難しいとのお話でした
「どうにかなりませんか?」とお父様
その日は他の時間はご結婚式の予定は埋まっている為どうしたらいいのか・・・
そんな時に浮かんだのは前例のない「夜」の撮影
通常時ご案内したこともご提案したこともない
過去にない事例であること
それは自分自身も分かっていました
夜、本来はご案内していないイレギュラーの時間・・・
その選択はカメラマンさん、美容師さん、そして何より
新郎新婦様と親御様の為の選択なのか
その日しか集まれない
その日でしか撮影することは出来ない
でも絶対に晴れの姿を見たいと願う親御様のお気持ちを感じ
ご提案させていただいた夜の撮影スケジュール
発してしまった瞬間
「これが親御様、新郎新婦様にとって正解の選択なのかわかりませんでした」
ご提案した撮影開始時間は【20:30】から撮影開始
「みんなで写真が撮りたい」
「みんなでご飯が食べれたら幸せだね」
と話されていた親御様の想い、表情
その想いが叶わなくなってしまうことが
とても苦しいと感じてしまったからです
お父様より「わかりました、少し相談させてください」とお電話口でお言葉をいただき
お父様からは「本来撮影していない時間で受けてくれるのですか?」
「そんな無理をしないでほしい、諦めてもいいよ?」
そのようなお言葉をいただきましたが
私の想いは止まらず
「絶対にその日に撮影しましょう!その時間で撮影可能にします!」
そう言い切り折り返しのご連絡を待つことに・・・
お電話を切った後
夜の撮影ではきっと新郎新婦様、親御様はご了承いただけないかとも思いました
またカメラマンや美容師のチームも大丈夫かな?
マネージャーの許可は出るかな?
そう思い様々な他の方法も模索しました
呉竹荘はグループの他の結婚式場での撮影や
結婚式の間の時間でご提案が出来ないかプランナーに確認したり・・・
しかし、関係者のみんなの返事は
「絶対にその日、その時間での撮影を叶えてあげましょう!」
でした
私だけではなくみんなの想いが一つになった瞬間でした
約1時間後、様々な方法を探している中で
お父様からお電話が・・・
関係者のみんなはやってくれると言ってくれたけど
肝心の新郎新婦様、親御様が難しければ意味がない・・・
私は不安な気持ちでした
お父様からのお返事は
「その時間での撮影で新郎新婦にフォトウエディングをプレゼントしたい」
とのお返事!
私は飛び上がるほど嬉しかったです
お電話口でお手伝いさせていただける喜びをお父様に伝えている中
隣で同じくらいお手伝いが出来ることに喜びを感じているプランナーがいました
4月に入社した新入社員のプランナーでした
誰よりきっとこのご家族を幸せにしてくれる
そう感じました
彼女に担当のウエディングプランナーを任せたら
絶対に新郎新婦様、親御様は幸せになってくれる
そう確信しました
1ヵ月後に撮影というタイトなスケジュールの中
新郎新婦様も遠方にお住まいの為リモートでの打ち合わせ
大切に絶対に成功させたいという想いで
プランナーは新郎新婦様と打ち合わせをしてくれました
そして迎えた当日
その撮影はご家族の皆様
新郎新婦様の笑顔で溢れた時間になっていました
ご家族もカメラに向かって笑顔を見せてくれたり
新郎新婦様もノリノリで様々なポージングで撮影を楽しんでくださいました
担当のウエディングプランナーと最後は一緒にお写真を撮ってくださいました
本当に素敵な時間がそこには流れていました
絶対にその日で撮影したいと仰ってくださった親御様のお気持ち
新郎新婦様のお気持ち
全てが感じられる、そんな本当に素敵な時間でした
ただ写真に収めることだけがフォトウエディングではない
その撮影時間が宝物になるようにお手伝いすることが
本当の意味でのフォトウエディングなのだと
今回のご家族から改めて教えていただいたようでした
結婚式の形は様々です
今回のご家族のようにフォトウエディングの選択をされる新郎新婦様も
挙式のみの新郎新婦様も
ご家族だけの会食会スタイルの新郎新婦様も
本当に様々なカタチでの結婚式が今は必要とされています
その全ての新郎新婦様にお望みの形で一生の思い出に残る一日を
最高な一日としてお届けすること
それが「結婚式場」の役割であり
「結婚式」の本来の意味であると
私は感じさせていただくことが出来ました
選べる時代だからこそ
家族になることを時間として設けてみませんか?
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