スタッフブログ


結婚式に込める‘’裏テーマ‘’
呉竹荘 × 旧青葉邸
2026年10月5日
浜松市にございます少人数専用ながらもホテルが隣接をしている結婚式場
呉竹荘×旧青葉邸のブログをご覧の皆様
こんにちは!
プランナー統括の齊田 佳奈(さいた かな)でございます。
秋の過ごしやすい季節になってきて、結婚式業界では「繁忙期」と呼ばれる
一年で一番結婚式の開催が多い時期になってきました。
わたしが結婚式をたくさん創っていたときに
何気にこだわっていたことがあります。

それは、何事にも「裏テーマ」を作ること。
例えば、演出の裏にはどういう意味が込められているのか。
この記念品を渡すことで、受け取った人にはどんな気持ちになってほしいのか。
そんなことを考えながら、日々お客様へのご提案をしていました。
これは結婚式だけではなくて、誰かにプレゼントをするときも同じです。
「このプレゼントを選んだ理由」や
「これを渡すことで、どんな気持ちになってほしいか」。
そんなテーマを、自分の中で考えることがあります。
すごく自己満足なことなので、誰かに話したりすることはほとんどないのですが……。
一年ほど前、ある後輩にドラえもんのメッセージカードで手紙を書きました。
もちろん内容は、その子へ向けてのメッセージであり
とっても真面目な内容だったと記憶しています。

でも、わたしがそのカードを「ドラえもん」にしたのにも理由がありました。
先日、その手紙のことを少し思い出す機会があったので、
今日はそのときのことを少しお話ししようかなと思います。
その頃、わたしの周りはいろいろな意味でぐちゃっとしていて
誰にとっても決していい状況ではありませんでした。
そんな中で、わたしはその子にとっての「いい判断」ができていなかったと思います。
誰に目を向けてあげればいいのか、正直、わかりませんでした。
あんなに迷ったのも、初めてだったと思います。
それでも、その子は私を信じようとしてくれました。
「きっと何か意図があるはず」と……。
そのことが、ずっと私の中に引っかかっていました。
表面的には、問題は過ぎたことのようになっていても
わたしの中では、まだ解決していないような感覚がありました。
そんなときに、手紙を書くことを決めました。
長い文章ではなくていい。
短くてもいいから、ちゃんと思いを込めて書こう。
そう思いました。
そして、せっかくならカードにも意味があるといいなと思い
何件もお店を見て、選んだのがドラえもんのカードでした。
実は、こんな意味を込めました。
ドラえもんは、自分のことを知らない家に住むことになったけれど
そこで自分の居場所を作って、たくさんの感動を生み出して、そして人を助けている。
きっとあなたも、新しい場所でそんな存在になれる。
そこが、あなたの新しい居場所になる。
これはわたしの心からの願いであり、
同時にきっとそうなるという確信でもありました。
そして今、
その子は、そこにいなくてはいけない存在になってくれたと思います。
その姿を見ていると、あのときのことを思い出して、その変化がとてもうれしくて。
なぜか、少し誇らしいような気持ちにもなります。
あのときドラえもんのカードを選んだことも
今思えば、間違っていなかったのかなと思います。

だからこそ、これから結婚式を考えているみなさんにも
ぜひ「裏テーマ」をひとつ、考えてみてほしいなと思います。
表のテーマは、みんなに伝わるもの。
そして裏のテーマは、たった一人に向けたもの。
「この演出を見たとき、あの人にこんな気持ちになってほしい」
「このプレゼントを受け取ったとき、こんなことを感じてほしい」
そんなふうに、一人一人に向けて想いを込めていく。
もしかしたら、その想いがその場ですぐに伝わらないこともあるかもしれません。
でも、あとになってふと思い出したり
何年か経ってから「あのときの意味がわかった」と思ってもらえたり。
そういうことも結婚式の素敵なところなのかもしれません。
あの日、わたしがドラえもんのカードに込めた想いも
今、その子が新しい場所で頑張っている姿を見て
「あのとき、あのカードを選んでよかった」と思えています。
結婚式もきっと同じ。
目に見えるものだけではなく、その一つひとつの裏側に誰かを想う気持ちがある。
わたしたちは、そんな「想い」まで
一緒につくっていける結婚式場でありたいと思っています。
もしこれから結婚式を考えるときは、
ぜひおふたりだけの「裏テーマ」も探してみてください。
きっと、誰かの心に残る一日になると思います。
呉竹荘
齊田 佳奈






